旧王城の城壁内に、他のモニュメントを睥睨するかのようにそびえ立つ。バガンにおいて、最も早い時期に建立された二層構造の大型寺院の一つである。全高は約60メートルと、バガンでもトップクラスの高さを誇り、広大な平原のどこからでも視認することができる。東向きに造られている。東西南北の四面に入口部が設けられているが、東側の入口部が大きく突出している。仏像は地階ではなく、上層に安置されている。上層に上るための中央階段は、東向きに置かれた二体の守護神像によって守られている。上層のテラスには各隅に小型の仏塔が設けられ、出入口を飾る炎状の装飾、付け柱などとともに、寺院の装飾技法が豊富に残されている。しかし、保全の観点から上層テラスへの参観者の立ち入りは禁止されている。
年代記の記述によると、12世紀半ば頃にアラウンスィードゥー王が建立したという。タビニュという名称は、仏陀の「無限の知恵」という意味である。
境内の北東側に、「勘定の仏塔」と呼ばれる小型の建造物がある。タビニュ寺院の建設作業中、使用したレンガの数を数えるため、10,000個を置くごとに、1個を脇に並べていた。そして寺院が完成すると、並べられたレンガを使って「勘定の仏塔」が建立されたという。境内の南東側には、僧院の敷地に隣接して、2本の巨大な石柱が残る。アラウンスィードゥー王が寄進した梵鐘を吊るしていたものである。
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