3,000以上の仏教遺跡が広がるバガンの平原。名の知れたアーナンダ寺院、タビニュ寺院、シュエジーゴン・パゴダはじめ、主だった27のパゴダや寺院を地域別に紹介したい。また、考古学博物館や漆博物館などの施設もピックアップした。
アーナンダ寺院は、ニャウンウーのシュエジーゴン・パゴダと並び、バガンで最も崇敬されるモニュメントの一つだ。十字形の平面形をもち、東西南北の四方に礼拝堂が取りつくシンメトリカルな構造をしている。
ブーパヤーは、エーヤーワディー河に面した高台に立地し、古くから航行する船にとって恰好の目印だった。「ブー(瓜)パヤー(仏塔)」という名称の通り、独特な円筒状の外観だ。
インド北部、ビハール州ブッダガヤのマハーボディ寺院を模して造られた寺院である。ブッダガヤは仏陀が悟りを開いた場所として名高い。オールドバガンの城壁内、シュエグージー寺院の北側に位置する。
オールドバガンの城壁内、南西側に位置する。車道に隣接しており、エーヤーワディー河からも近い。タッビンニュ寺院のように、二層構造の寺院である。境内は塀で囲まれ、東西南北の四方に門がある。
旧王城の城壁内に、他のモニュメントを睥睨するかのようにそびえ立つ。バガンにおいて、最も早い時期に建立された二層構造の大型寺院の一つである。
バガン考古学博物館はゴドーパリン・パゴダの南、オールドバガンにあります。 月曜日と日祭日を除き、午前9時から午後4時30分までオープンしている。
ミャンマーの伝統的化粧品タナカー(Thanakha)専門の博物館。シュエピーナーン(Shwe Pyi Nan)のブランドを持つミャンマー最大のタナカー製造会社であるシュエピーナーンがこの博物館を運営している。
ミンカバー村の北端に位置し、ミンカバー・グービャウッジー寺院とも呼ばれる。四角形プランの主室を中核とし、東側に入口を備え、上部には高塔を載せる。
グービャウッジー寺院から南に500メートルほど離れた、ミンカバー村内に所在する。1975年の大地震の際に中央部の屋根が崩落する被害を受けた。内部にあった大型の仏像も損傷したが、その後に修復された。
ミャゼーディ碑文、またはヤーザクマール碑文と呼ばれる石柱がある。ヤーザクマール王子による寄進の詳細を記したものである。四角柱の各面にそれぞれミャンマー語、モン語、パーリ語、ピュー語の4言語で記述されている。
アーナンダ寺院を思わせる要素をもつ。傾斜した屋根、テラスの構成、四隅に配された小型の仏塔、また頂部の傘飾りなど、いずれもアーナンダ寺院に類似している。しかし、完成度はアーナンダ寺院のそれに及ばない。
バガンの建造物の多くはレンガ造だが、この寺院では、外周部分に化粧材として砂岩を使用している。主室は四角形プランで、東側に突出した入口部を設ける。
ニューバガンの北に位置し、境内に2つのモニュメントが並ぶ。方形のセインニェッ・アマ寺院は、四周に入口部を持ち、西側が正面である。
東と西に二基のパゴダが並び建つ。建築の規模は東ペッレイ・パゴダの方が、西ペッレイ・パゴダよりも大きい。かつては基壇部分が埋没していたが、発掘作業が進むと、素焼きの陶板群が地表に現れた。
セーダナージー・パゴダはニューバガンの南部に位置する。単層構造のパゴダだが、内部には空洞があり、これは外部からは見えない。基壇部テラスの各面には、32体の象の彫像が配されている。
三基の小型堂が横並びに建てられていることから、「パヤー(仏)トンズー(三基)と呼ばれている。小型堂は相互に通路で連結されており、一体の建築となっている。
方形の単層型、レンガ造の寺院で、全長約27メートル、幅は約30メートル、高さは約6メートルの寸法である。内部中央に主室があり、それに二つの部屋が付随する。
グービャウッジー寺院はアノーヤター道路の北側に広がるウッチーイン村の近郊に所在する。寺院は東向きで、上部にマハーボディ寺院に似た形状の高塔を載せる。アーチ構造の広間と階段を備える。
洞窟を模した形状のピャッタージー寺院は、スラマニ寺院の南東に所在する。バガンにおいて最も巨大な寺院の一つであり、漆喰工芸の残存例でもある。
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