ニャウンウーのシュエジーゴン・パゴダに似た大型のパゴダ。三段造のテラス上に円筒型の仏塔本体が立つ。テラス外周には、ジャータカの場面を描いた施釉陶板が嵌め込まれている。
このパゴダの最大の特徴は、基壇部の平面形が四角形ではなく、五角形であることだ。パゴダ本体を取り巻いて五方向それぞれに礼拝堂が建てられており、内部には仏像を安置する。これらは、ゴータマ・ブッダと、それ以前の過去三仏、そして遠い将来に出現するという未来物を表していると考えらえる。
東側の礼拝堂にはバガン時代の碑文と、14世紀頃のインワ時代に書かれた墨文が残る。1890年には、施釉陶板の一部が盗難の被害を受けた。
東側の礼拝堂に残る碑文によると、ナラパティシートゥ王による建立である。1196年にスリランカ王から仏舎利を譲り受け、これを宝蔵するために縁起の良い土地の選定が始まった。翌年に工事が始まり、翌1198年完成した。このパゴダはバガンでも最も大きい部類に含まれるが、建設に要した時間はわずか2年ほどだったことがわかる。
仏舎利は、黄金の骨壺に収められて、パゴダ内部に宝蔵されているという。
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